ノイズの無駄の彼方

ムラタ@geonoize

ヱヴァンゲリヲン・破を観てきたネタバレ込み感想。

日曜日にきくしゃんと3回観てきた。さすがに疲れた。始まる前の予告編の中の麻生久美子がかわいかった。沼の方。チラシ貰ってきた。かわいかった。貼った。かわいかった。たぶん見に行く。

以下ネタバレ?な雑感。感想。見にくかったので修正。7月に入りフォトライフの制限もとけたので写真をup


















■全体として、序と同様にストーリーが父と子にとてもフォーカスされていて非常にわかりやすく、みんな少しずつ素直な印象。テレビ版より一言分、相手に歩み寄った台詞が多い。そのために素直に感動できる作品になった。まさに「ぽかぽか」なゴールに向かう感じ。それがとても嬉しかった。今後の展開でそれまでの歩み寄りが無駄にならずに集結していくのだろうか?だといいな。


■初っぱなから真綾さんのマリがおもしろい。幸せは〜歩いてこない〜♪と歌いながらの出陣。上述したように幸せに歩み寄るようで、今回の映画の主題歌のようにも聞こえます。真綾さんのボーカルですし、additionのようなサントラに収録してもらいたい。そのほか、挿入歌としてめぐさんが2曲、露骨ないやらしい演出で投入wブッストレート。挿入歌としての位置づけが強いのですが、綾波を感じさせるいい仕上がりです。集結の園でも語ったように、10年の時を経て綾波エヴァンゲリオンがめぐさんになじんだからこその歌だったと思います。


■あと階下の動きをモニターするSF表現が鮮明でないのがツボった。あんなモニタリングならほんとに検出できそうとか思えてしまった。かっこいい。


■アスカ登場。ミサトさんルノー走行中に突然飛んでくる塊。このときの破片の飛び散り方が好きです。かっこいい。


セカンドインパクト。4つの十字架が気になるよねぇ。4つのコアが爆発したって解釈でいいのかな?


■広告の入り方としては、UCCは別枠だと考えて、そういえば3回観たのにロッテリアピザハットってどこにあったか気づかなかった。キャンペーンだけなのかな?それに引き替えローソンとパナソニック。ストーリー本筋から除外された広告まとめうちシーンで登場?6年後もレッツノートはあの形状なのですねw


■BGM付の日常シーンが何回もあったけど心地よかった。テレビ版エンディングのようなまた別の可能性というのを強く想像することができたし、その後の展開とにギャップを生じさせてズコーンっていう、制作者の想定に大乗して楽しめた。良かった。


■エレベーターの中のシーンのアスカかわいい!基本的に式波さんはかわいい!そういえば大学卒業してる天才キャラじゃないんだよ。ひとりでWSしてたりして、テレビの時の華々しさはない。綾波からもらった電話の後の表情も好きだなぁ。幸せになれる。


使徒に乗っ取られた参号機との戦闘を拒絶するシンジ君にはちょっとだけ違和感。なんつーか、それまでの展開でシンジ君はそれはそれは素直なやつに変わってたので、このシンジはやってくれるシンジだと思っちゃっていました。戦闘を拒絶するのではなく、助けるために戦うことが出来るんじゃないかなぁと。かたくなに拒否をするよりも、もっと能動的に動きそう。テレビ版のシナリオを引き継いだだけだからか、ここが違和感。パンフのインタビューを読む限りではそういった絶対的な拒否が庵野監督だとありふーんと思う反面、15年前のシナリオは今の庵野監督ではないんだろうなぁと。だからこそのre-buildか。


■アスカの精神汚染も併せてここで。なんというか、直前のミサトとの長い会話というか独白に近いシーンからも伺えるように、テレビ版で精神汚染を受けて何も出来なくなった頃のアスカとは違う。再起不能のような印象をうけた全身包帯ですが、ただの体力的な怪我だけなんじゃないかと期待。予告編でも元気そうな姿を見せてましたし。


■ちなみにこういった独白シーンが多くなったのも時代の変化でしょうか?


■「ありがとう」今回の劇場版の中で一つのキーワードかなぁ。エヴァでありがとうと言うとおめでとう→ありがとうの視聴者泣かせしか思い浮かばないが、当時から一定言わせる台詞としては重みがあったんだろう。今回は普通に挿入されているのですが、それぞれがとてもとても印象深い台詞になりました。綾波が初めて言われたとか、いろいろと歩み寄った一つのカタチ。


■ヱヴァが金曜ロードショウで放送すると聞いたときは、時代もかわったなぁとおもったんですけど、今回、破を観て感じたのは、変わったのはエヴァの方だということ。随所のありがとうなど、いい意味で社会性を持ったのだなぁと。そりゃゴールデンにも耐えられる。


■第10使徒戦での暴走。テレビ版では捕食してS2機関を取り込むという設定でしたけど、個人的に受けたSF的印象は変わりませんでした。エネルギーに変えていくということで、もっと観念的な表現に変わった感じ。特にいろんなところで人間に戻れなくなるやヒトの域を超えているという言葉を多様するように変わり、不思議なロボットよりも確実に違う何かであることをはっきり認識している様子。使った技が血を浴びた使徒のものだっていうのもポイントなのかな?腕も再生したというよりは変形したATフィールドのように見えますので、エネルギーそのものというニュアンスに繋がります。


■日向や青葉とシンジのからみは非常に事務的な印象を受けた。そんなもんだったけか。必要のない弱いサブキャラには極力でていってもらっているのかな?


■だだっ子の初号機の活動限界を示す時計がいつまでたっても4分44秒だった。ん?勘違いか?


■次回作は序破急の急でQなんだそうで。映画が始まるやいなや、スタジオカラーロゴが出るときの効果音で吹いた方が多数いらっしゃると思いますが、ウルトラマン好きなんですよね。まぁ今更ですが。ミサトさんの着信音といい、最後の最後でQ。あまりにできすぎてるwQだけに光の巨人はでてこないのですかねぇ〜つまりサードインパクトは起こらないということでおk?


■総じて。インタビューで言われていたような破壊っていうのはあまり感じなかった。たぶんそれは序にあった庵野監督のインタビュー・re-build云々の話と序の構成で十分に伝わっていたからだと思う。庵野監督のインタビューと比べてしまうのも申し訳ないがw

旧版と序を観てからまた行こうかな〜