新海誠の新作!
予告編がでてたのでとりあえず視聴。
地面に平行の低いアングルな車と子供たちのシーンと原付のシーン、
奥行き?というかピントのあわせ方?がすごく好き。
ここだけでも観ててあきないっす。
きれい。
CGなんだからレンズの焦点とかあわせる必要が無いのに、
それをCGでずらして見せるというのは、
現実のカメラをすごく意識するんですね。
戦国無双2のムービーでも
血しぶきが仮想のカメラレンズに飛び散るなんてシーンがあったけど
CGなんだから飛び散らせなくすることができて、
そのほうが画面をすべて保存できる。
現実世界の制約を取っ払った映像の方が、
映像の情報量が多そうな気がするけど、
見る人の感じ方からすれば、
それまでの経験から感情が引っ張られてくるので、
ピントの距離感は安心感を、飛びつく血しぶきは臨場感を
うまくひきだしてくれて、映像が映し出すシーン以上の情報を与えているんだなーと。
この構造って
昔の曲を聴いたときにその曲を聴いていた当時の、
その人その人に眠る喜びや悔しさとかを呼び起こすようなもんで、
個人的には、
Dearestを聴くと劇ナデでアキトくんがかわいそうでいたたまれなくなるような状況。
アニソンなんかだとOP一曲に全50話が詰められてるようなものだから、
経験的に前もって積ませてあるものを見る人聞く人に提示すれば、
そこから芋づる式に各人の経験した感情を引きずり出せそうで、
それは効果的な演出になんのかな。
まぁよくわかんないけど、
秒速5センチメートル、予告編だとワンカットワンカットが短すぎて、
観てて溺れそうなので完成版が楽しみ。