ノイズの無駄の彼方

ムラタ@geonoize

坂本真綾LIVE TOUR 2009“かぜよみ”final東京国際フォーラムAホールで泣いてきたー

「走る」最高!好きな人のタイプは仁王立ちの似合う人だと気付きました。そんなレポートです。

1月24日に坂本真綾さんのライブ「LIVE TOUR 2009“かぜよみ”」に行ってきました。有楽町の国際フォーラムホールA。fannyさんと開演30分前に合流してさっそく。開場は17時なんですけど、この段階でも入場待機列が非常に長い。。無事開演時刻10分前に会場に入りましたけど、ちなみに前物販は受付終了となってました。全体の入場もやや押してライブは10分ほど遅れてのスタート。

  • vento

既に始まっていたのだね。。。インストかと思って油断してた。

  • Get No Satisfaction!

ライブ始まりは『かぜよみ』から。腰振りノリノリな真綾さんがシルエットのみで登場〜この曲、楽しみでした。バスの中でもいつの間にか1曲リピートしてたしww並んでいるときにも、昔からの真綾さんの雰囲気を感じるよねと、そんな話をしていました。今までの歌の歌詞が連想しそうな言葉がちりばめられて、まるで集大成のようだしね。1曲目だった為か、やや真綾さんの声にインパクトが欠けたような印象もちょっとあったけど、たぶんそれは曲に対しての期待が大きかったからかも・・・

後ろにでてるのがトライフォースにしか見えなかった。パーカッションのアレンジが効いていたようで、ちょっと新鮮感。今回のライブ、音のバランス的にはパーカッションが比較的主張してくる雰囲気。。。「ループ」の方は弦カルテットがいい感じで入ってきた。

ここでいったんMC。このアルバムが完成して幸せだと語ってた。次いでそのアルバム『かぜよみ』からピックアップ

  • 風待ちジェット
  • 雨が降る
  • remedy

「雨が降る」は静と動の曲。静の部分のスポットライトに対して、動の部分に移った時のライティングが真っ赤で衝撃的でした。ヴァイオレンスで情念を感じさせる演出ですね。ライブで聞いて、新しい面に気づけて良かったです。んで、続く「remedy」。ライティング的にはそんな赤一色の後であったのもあって、白い無垢な感じで道が開けていくような綺麗さが、曲の雰囲気を拡げていてたまらなく良くかったです。

んで改めてMC。次いでのブロックは、昔の曲やるよ!だって。パーカッションがあるということなので…

そうですねーパーカッションと言えばこの曲ですか?うんうん。次いで「風が吹く日」なんだけど、実はイントロでアルジュナライクな自分は「バイク」だと勘違いしました。それにしても昔の歌を歌うとどれだけ歌声がしっかりして来てるかがわかるよね。「プラリネ」はマターリ。アルバムに入ってなかったからやらないんじゃないかと思ってた。曲自体は「雨が降る」より好きだったんだけど、ライブで聴いてそれが逆転したのは、「プラリネ」がホントーに普通だったから。逆にそれがいい曲なんだけどね。

  • 走る。

弦楽器の、最初のリズムが奏でられた瞬間にボルテージが全開になりました。この曲がライブで演奏されるなんて思いもしなかったです。一番思い入れの強い曲。何せ初めて買った真綾さんのCDですからね〜ドリカンで聞いて買いに行きましたwwwあと、正直この曲以降、テンション高すぎて記憶が緩いです。

MC。弦楽器があるとやりたい曲があるよねーっていうことらしい。カルテットは東京会場のみなので「走る」が選曲されたみたい。マジで嬉しいです。せっかくいるカルテットなんだからということで、以下続く

  • 約束はいらない

何度聞いてもたまりませんねー。それにしても思うのは本当に歌がうまくなってるんですね。声の乗り方が段違いに良かった印象。CDが聞けないぐらい、歌声の成長を感じられる曲だと思いました。

  • 指輪

そうだよね。弦楽器があったらやりたい曲と考えるとすぐ浮かぶ。いい曲だな〜ホントに。。。ほんとに聞きに入っていた曲。ステージに吊られてあった指輪をモチーフにした二重リングがとても綺麗!最初、スクリーンに映ってるのかと思い、なんという立体感とか感じてましたwwwあと歌ってる最中に歌詞がでなくなったようですが、スルーの仕方も悪くなかった。後のMCでギターの人がかっこよかったからーと言い訳かましてた真綾さんに萌えますた。

  • 僕たちが恋をする理由

オリオン座の歌ですが、ステージのオリオン座の右上(つまり左の肩の部分)が残念なことになっていたのはここだけの秘密です。

ここでのMCでは真綾さんがしんみりじっくり語りました。ライブの間があいた理由とか。自分のことを、自分の言葉を紡げていけるのっていいなぁ。MCではあったんですけど、歌を聞いているようでした。それぐらい聞いていて気持ちの良い言葉たち。

  • 光あれ

先のMCのラストは「光あれ」への思いの込めっぷりを、まるでアイドルのデビューイベントのような仕切りで見せつけ歌いだしました。個人的には一番のヤマ場。CDなんかよりも力強さが際立った歌声で、新曲には見られない熟成された歌になってました。ほんとに優し過ぎて泣けた。

まさかマメシバもやってくれるなんて!嬉しくなりすぎて聞きたかったところを覚えてないonzとにかくそれぐらい、聞いてる側の自分に熱が入りました。けどちょっと迫力にかけた印象を持ったのはなぜだろうと今考えてみたんだが、たぶん「走る」-「約束はいらない」-「指輪」-MC-「光あれ」の流れの後だったからかもしれない。この4曲、と言うか純粋な印象的には後の3曲は真綾さんの声が抜群にのってた。

  • カザミドリ
  • ユニバース

『かぜよみ』はさすがに一通り聞いてからきてはいたのですが、まだほんとにちょっと。それが勿体なかったと思う。そして入場時に渡された注意書きには、最後の曲で折ってくださいとサイリウム(青-超小型)が入ってました。「ユニバース」の歌詞になぞらえてのスタッフからシークレット演出。そんなサプライズで歌い出しの真綾さんは声が詰まってましたね。欲を言えば曲の開始じゃなくて、まさに歌詞のそのジャストタイミングで青く拡がっていくのを見たかったな〜とは思いますが、そこまでの意思一致は難しいだろうと思う。

アンコール。個人的には既に盛り上がり続けてたのもあってやや落ち着いて聞いてました。「プラチナ」の高音域で違和感を感じなかったので今回のライブは調子がよさそうなんだなーとか勝手に思ったり。「NO FEAR」の弾き語りを何度もやってきて、特に弾き語りという点がだいぶ自信をつけた要因なんだろうなーと、それまでのMCからも思ったり。ただ予想では今回はギターでも弾くのかなーとは思ったり。

  • ポケットを空にして
  • カザミドリ(弾き語り)

Wアンコール。最後は「カザミドリ」の弾き語りでした。この曲に懸ける真綾さんの気持ちが、弾き語りと言う形になって示されて分かりやすかったです。もーなんか親でもないのに保護者気取っちゃって見守っちゃうよねww感動というよりは嬉しかった演奏でした!


座席は1階左端の最後方だったのでなんだかな〜と思っていたんですが、終わってみればステージから遠いという点は変わりませんが音については不安を感じていたほど悪くはなく、むしろ全く問題なかった。ほとんどFCだと思えばFC優先だからといって良い席になるわけではないことぐらい了承済みではあるんだけどね〜もうちょっと…と思ってしまうのはしょうがないカモ。実際にライブ中にIDS!の人ーって手を挙げてたけど、やっぱりとても多かったし。
あと、真綾さんの中では「カザミドリ」がとても大きな意味を占めているんだな〜と。「Get No Satisfaction!」の歌詞が昔からの坂本真綾って感じがする分、「カザミドリ」は脱菅野したあとのまさに自分の成長のように受け取れるから、たぶん、ソコなんだろう。
1曲目の歌詞「重すぎる荷物は置いてって」から一応のラスト曲「ポケットを空にして」のメッセージの一貫性はやはり、MCで真綾さんも言っていた事だけど本当にすごいな〜と感じましたし、ファンで良かったと心底思える。ファンと言うよりは代弁者?きっとね。
それにしても、これは自分のためのライブだと思えるぐらいにどこをを聞いても楽しめたライブ。そのせいで自分の記憶バッファは飛びまくってますケド、それこそ生の感動だと思うことにします。

おまけ。行きの高速バス休憩中にとった写真。IDS!