ノイズの無駄の彼方

ムラタ@geonoize

超時空七夕ソニックと言う名の暴力

ブログ、開いてしまいました。昨年は超時空七夕ソニックがあって、この感想だけは書かねば!と思っていたのですが遅れ遅れになったままupする機会を逸してしまってました。丁度冬コミに際して仲間内で出した本に、そのupしそこないを手直しして「超時空七夕ソニックと言う名の暴力」という、批評に見せかけたただの感想を寄稿してみたのですが、自分のライブ録として絶対にはずせないものですので、時間にして7ヶ月遅れですか?そういった時期はずれはいつものように気にせず、かつ坂本真綾の武道館ライブを前に、熱病に浮かされ気味のライブレポをここにさらしておこうかなと。

来たよ!さいたまアリーナ!!!ドン!

さる7月7日、七夕の日。菅野よう子の超時空七夕ソニックに、わたくし村田は行ってまいりましたー。もうこれは何が何でも行くべきだと、総決算だと、神イベ確定だと、平日ではあったんですが無茶して予定を組みました。(写真はいまだひよこ隊長率いる宇宙船の襲来を受けていないころの平穏なさいたまスーパーアリーナ。)
今回は、いつものFannyさんとばらお君、そして編集長佐伯さんの4名にて。今年参加したライブは、この超時空七夕もそうでしたが、新谷良子in仙台など幅広い年代で参加したものが多く近年稀にみる楽しみ方ができた年だったように思います。オタ充でありがとう。

これで勝つる!!!座席はアリーナE席!

自分とばらお君はアリーナ席Eブロック。外からぐるっと回って建物に入ると、座席台と座席代の間のまるで舞台裏のような通路を通りながら早くも興奮気味。入ってみると想像していたよりも広く、アリーナだけどちょっと遠いかも…いやいやアリーナだし許すw ちなみにアリーナEブロックは外側2列が椅子だけセッティングされて空席でしたが、なんだろうね?予備席かな?そして座席で物販のタオルを空けながら開演を待つわけですが、時折ひよこ隊長の乗る宇宙船がさいたまスーパーアリーナの上空?を通過していくようで、飛行音とともに正面のスクリーンには小さくなっていく宇宙船が見えたりします。そして自分のイチオシたる地球少女アルジュナのEarly Birdがついに流れ出し開演へ!

1番人気はマクロスF 2番にカウボーイビバップっぽい歓声量。アルジュナは?

音が鳴り会場がどよめき拍手が起こると、続けざま作品紹介するような形で各アニメ作品のダイジェストシーン&代表曲がスクリーン投影&スピーカーから流されていきました。やはりビバップマクロスFの歓声はすごかったですw自分はきちんとアルジュナで自己主張しておきましたwにしてもこのライブがどれほど濃縮されたものであるのかを流れるアニメを見ながら再認識し、その期待が今まさに目前に現れるのかと思うと、まだ始まってもいないのに震えが止まらねーよ。そしてさいたまスーパーアリーナ上空から宇宙船の着陸へ!Tank!かかるしヤバイwうひょーーーーーーーーーー!すでに感極まってるwww隊長にはこの10年以上もの間オタとしてだいぶ調教されたようですwちなみに超時空七夕ソニックは、パンフレットの内部におしながき=セットリストが「ネタバレ危険」の文字とともに閉じ込封入されていました。自分は当然開演前にみるわけないを選択です。
さて宇宙船の着陸後は五人の歌い手がステージに立つ。配置がもう伝説的wこれだけで伝説にしたい立ち位置バランス!さらに赤いコートの菅野よう子が登場!SEATBELTSついに始まる!!

かわるがわる歌う5人と中央にピアノで菅野よう子
  • inner universe
  • ライオン
  • player
  • Want it all back
  • What planet is this?!
  • 地球共鳴

地球共鳴までの序盤は入れ替わり立ち替わり歌っていき、一人で歌っているライブとは段違いの熱量。何せ、次に控えているというのがわかるわけで、次は何だ!という思いがさらなる期待を生み、聴きなじんだ曲が連続で絶え間なく出されてくるという驚異の構成。さらに歌わない間もステージに居続けるという歌い手にとってもおもしろい緊張感かもしれない。これぞ超時空w
真綾さんがorigaと共に歌っているだけで嬉しく思ってしまうのはIDS!(真綾さんのFC名称でIDLING STOP!-アイドリングストップの略称)会員の仕様としても、May’n&中島愛の見事なツインボーカル・ライオンはうまいとかどうこうでなくエネルギッシュで圧倒的。それを受けてのplayerでは山根麻以の煽りというか叫びがさらに圧巻ですごすぎです!!!

ひよこに演奏を邪魔される菅野さん

とここで空気は一転し、落ち着いた雰囲気に。菅野よう子さんによるピアノソロに続き、ひよこのダンサーが登場wピアノを引いている菅野さんにちょっかいを出すとか寸劇っぽい感じで楽しく進んで行きました。さらにその雰囲気のまま、よう子さんとバカボン鈴木氏とMATAROさん3人が出てきて何をするかと思えばリコーダーでアドリブ演奏(はとどけい)。楽器というかおもちゃというかいろんなものをステージ中央のテーブルの上に並べて3人で仲よさそうで面白かったw次いで黒猫まで登場してさらに笑いの寸劇。 
 そんな笑いのある流れからさらに一転してしっとり系。中央ステージでヒゲがダンディーなScottさんにスポットライトが当たり歌うのだ。やさしい歌声で癒されます。そしてそしてtune the rainbowはなんとアカペラ。前方舞台の上で幕を背にして歌ってくれました。聴いてるこちらも緊張感に包まれる隔絶した空間で、ミスらず歌えた真綾さんに感動です。

THE GARDEN OF EVERYTHING 歌ってくれて最高すぎる
  • VOICES
  • ダイヤモンドクレバス
  • THE GARDEN OF EVERYTHING
  • Could you bite the hand
  • Call me Call me

ダイアモンドクレバスも菅野さんの伴奏とともにMay'nさんが歌うわけですが、この曲は声の響きが違うよね。また中盤盛り上がったところで伴奏なしアカペラに!これがまたいい。そのまま伴奏が引き続いた?感じでgravity。再び真綾さん。ちょっと最近は聞いていない曲だったので懐かしくもありました。
そしていつの間にか真綾さんが中央ステージに来てたのですが、ふとその次の一音で泣けた!THE GARDEN OF EVERYTHINGです。聞こえた瞬間に「来たっ!」と口から出てしまいましたw Steveとのデュエット曲?であるためか、真綾さんのライブでは歌われてなかったのでこの場で聴けて感激です。中央ステージに真綾さん、奥のステージ中央にSteveと、離れながらのデュエットでとても面白い関係性。また最後には真綾さんはつれされれたような感じで中央ステージの下へと消えていき、残されたSteveが弾き語りを!これがまたアツイ!早弾きのような勢いのある楽曲な上に、ステージ一人占めでかっこいい!

ワルシャワフィルオーケストラとの約束はいらない
  • 約束はいらない
  • 射手座☆午後九時
  • Don't be late
  • 星間飛行

菅野さんのピアノが始まると同時に、それは「君を君を愛してる」という約束をいらないのフレーズ。独特のアレンジでワンフレーズ歌うと、いつもの連続音が始まりました。何度聞いているはずなのに鳥肌モノ。さらには途中、奥の大ステージの幕が上がり、それまで伴奏をしていた菅野さんがその後ろの大ステージ向かって駆け出し、ワルシャワフィルの指揮をとり演奏が!場内一番の興奮だったかもしれません。自分は「まじでか!?」と呟いてしまいました。そう、そのままそのワルシャワフィルの演奏の下、真綾さんが歌いだすのでした。大歓声。ふるえてしまったー!聴きに来てよかった!!!!!
 さらに場内のテンションは絶頂のまま、射手座が始まるというまたもや驚異の構成。もってっけー!でもってかれた!そして後はまめぐがみんなやってくれるかな?と問いかけつつ「みんな抱きしめて!銀河の果てまで」で星間飛行キラッ☆の大サービスwwそしてバンドメンバー紹介でもみんなキラッ☆

やはり来たか!超特盛メドレー!!そしてまさかのプラチナ!

そして自分のブログで事前に予想というかこれあったらいいな〜なんていうのを書いた中に、「そしてボーカルがあれだけそろっていればメジャー曲連続でっていう熱いシーンがあってもいいよなぁ」なんて書いていたら来ましたww その名も超特盛メドレー!さすがわかってる.Genesis of AquqrionではMay’nちゃんが「みんなも一緒にー!」なんて煽りつつ、愛してるー!と。ただ「8000年過ぎたころから」と続かないのはちょっと肩すかしをくらった感じだったww
そして個人的に特筆すべきはプラチナ!「I'm a dreamer」をまめぐが歌いだすという異色の展開から、引き継いで真綾さん。そのまままめぐが歌うのも見たいとは思いましたが、なによりチェンジしてきた真綾さんの衣装が、この超時空七夕を通しても非常に特別な衣装に感じられて、やっぱり真綾さんで見たいと思いなおしましたw 白をベースにフリフリでカラフルな羽が彩られている、まるでともよちゃんに着せられたような衣装!かわいすぎる。アイドルとしての真綾さんを見た気がする。元々はずかしながらもアイドル願望がある(ということに俺の中ではなっている)真綾さんに、菅野さんがこの大舞台だしちょっと着てみたら?的に背中を押してあげて、そこにやっぱり『えっ?恥ずかしー』とか言いながらもまんざらではない様子で登場することになった見事な関係をキモくも妄想(写真はそんなめがっさかわいい真綾さんの20世紀のプラチナ。)また選曲としてもアニメの雰囲気が違ったりと、菅野&真綾の間でもプラチナの意味は結構大きいんじゃないだろうか?
あとメドレー最後に出演者紹介があったんですが、隣の人を順次紹介していく中でSteveは中島愛を紹介する際に「MAAMEEGUUUUUU!」と印象深い呼び方wこれは流行る。

ついに「あの人」登場!
  • Yo pumpkin head
  • Tank!
  • ワルシャワフィルオーケストラメドレー
  • SMS小隊
  • アナタノオト
  • EndTitleノスタルジー
  • Moon

そしてついにTank!。この曲が始まってあまりに昂ぶってしまって「3,2,1, Let's Jam!」のタイミングを外してしまったのが残念だったけど、そんなことどうだっていいぐらいに最高潮!サックスの本田さんのソロ即興がぱねぇ。どこまでもどこまでもどーこーまーでーもっ!昇っていく演奏!快感すぎるだろ!
さらにすかさず菅野さんが指揮を振りながらのワルシャワフィルオーケストラ。あの場で立ちながら聴いているということに現実感が持てない時間で、圧倒されてしまいました。すごいよママンって泣き入れたいw そしてエスカのDance of Curse……言葉が出ない。この曲の迫力を肌で感じる事が出来たのはマジで幸運。
次いでなんとワルシャワフィルでSMS小隊wなんとなくエンディング風味な感じでみんな中央ステージに集まってくると、菅野さんがここでようやくMCを。しかし「こんなに来やがってどうしてくれましょうか?」と言われてしまいましたww あと印象的だったのが、シートベルツの面々の褒めっぷり。「あたしの自慢です!すごいでしょぅ?」って不覚にも萌えました。かわいすぎる。40超えてるのにー!
その後、アナタノオトでは菅野さんがアコーディオンで弾きながらまめぐを先頭にステージをぐるっとみんなで行進。唯一ヒヨコを持ち込んだ真綾さんから菅野さんが強奪w師弟愛に涙しましたw。そしてドクドクドクに合わせてヒヨコを鳴らしてましたね。楽しそうw
全て終わり、会場に残った菅野さんがピアノで緩やかに終わりを告げるようなENDTITLEを弾くと、途中からワルシャワフィルが加勢し、指揮に回る菅野さん。曲が終わっても、まだ何かするかのようにそこに留まると、オーケストラをバックにMOONを歌いだしました!ガブリエラ=菅野さんということでおk?と確証は持てなかったのですが、後でパンフを読むとなんと謎の人ガブリエラが今日歌うと書かれていてあったので間違いないですね。そんな菅野さんの幻想的な告白の驚きとともに、この一夜の夢は終わりを迎えたのでした。

次回公演は22世紀を予定していますが…

ひよこ隊長の圧倒的なパワーが、暴力的なまでに観客に有無を言わさない究極のライブ!こんなものを聞かせられて、正直今後これ以上のライブに出会える気がしませんね。そして自分で演奏する以外の方法で今回以上の音楽を楽しめる気がしません。映像化しない上に、さらに次回が22世紀だなんて菅野さんヒドイwwなんて思うけど、隊長は「うそつき」だから俺は期待して待つことにする。と言うことで皆さん、次回公演では会場で会いましょう!

追記4/1
渋谷タワレコにタナソニのプラチナ登場時の衣装が展示されたので、こちらにも。