ノイズの無駄の彼方

ムラタ@geonoize

朗読劇:私の頭の中の消しゴム(6/1)坂本真綾さん出演分。

なんか友人からどうだった?とメール来たので返信しようと書いてたらそれなりにまとまって来てたのでこちらにも修正してアップ。ル・テアトル銀座、2010年6月1日14時開演のDHE@stageプロデュース-朗読劇「私の頭の中の消しゴム」。ライブタグついてるのは便宜上。

あらすじ

薫(坂本真綾)と浩介(泉見洋平)の出会いから、結婚、そんな幸せな生活の中、薫に若年性アルツハイマーの診断が下される。診断結果を伝えられないうちにも徐々に記憶障害が進行していき、その経過の中で二人とも苦しみつつ傷つけてしまうのだけど、最後はそれでも愛し愛されていると願いたい。っていう感じ。
Pure Soul〜君が僕を忘れても〜 - Wikipedia

一真綾ファンによる感想

すげー良かった。今までにない真綾体験。やばいですね。アニメ越しでない、表情つきの真綾さん声。さらにライブMCではありえない喜怒哀楽を演技に乗せて2時間という長丁場。真綾声スキーの為の嗜好品。そんな朗読劇でした。レミゼもこんな感じなのかな?

特に前半の、コメディー部分は面白いというか真綾充に勝るもの無しみたいな感じで。ウキウキ感の掛け合いはすげー分かりやすくてにやけることうけあい。そして一転、後半の叫び声はつらいですねぇ。ある意味、二人の物語である以上に、真綾さん好きな視線であの劇を見てれば、男性俳優の演技を介さなくとも、悲痛な気持ちになります。バーチャルデート的な、自分はそういう観劇スタイルだったww

ストーリーとして

お話そのものはあんまり好きなジャンルではなく、別につまらないとかそういうんじゃなくて、泣かせ感動系はあまり追っかけてみたいとか思わないので。自分はいくらでも泣けるのがわかってるから、わざわざ作品としてぜひ見たいとは思わないというかそんな感じなのです。嫌いじゃないんですけどねぇ、泣くためにいろんな作品を追いかけると、やっぱり素晴らしいというか泣けてしまう作品はとても多いので、その物量に空しくなってしまいます。

タイプが違う

男性俳優さんの演技というか、脚本と言うか、その辺全体はあまり共感を覚えるものではなかったですねぇ。ちょっと世界が違う気がしました。一転、後半に移り病気の事実を知った後は、より根源的な悩みになるからか共感しやすく、また演技の方からも最初のつっけんどんな感じからの変化を受け取りやすかったのでいい感じで観れました。ただやはり自分にとっては前半でちょっと距離を置く雰囲気だったので、男性の側の移ろいがちょっと物足りなかった気がして、後半ではもっと積極的にやり場のない感じをセリフに起こしてほしかったかも。と言っても原作では女性役の人の日記のみらしいので*1、その辺の改作作業量が、男性セリフは格段に上がるのだと思いますが...

その他

あと練習すくなさそうですねぇ・・・ちょっと朗読劇でお二人とも噛むのはやっぱり目立つ。・・・生演劇を見た回数はドラマや映画に比べれば圧倒的に少ないので、NGナシに慣れてるからなんだとは思いますけど、まぁ期待し過ぎなのかな?2時間の長丁場だし、その辺の判断は難しいねぇ・・・ただまぁ率直な感想としてはやっぱり目立つのでーあえて書かないのも変かなと。

他の俳優さん

実際、こういうのを一度みると、同じ朗読劇の他のペアの上演も見たくなります。結構気になる。あまり演技とかよくわからないタイプの人間なので、同じ演目をいくつか見て自分は何がいいなと思うのかをはっきりさせていきたいなぁと思ったり。ただそう思ったのは、今回が特に登場人物が2名の朗読劇だったので、そういう相互補完が想像しやすいからだったのかも。なので他の舞台を見てそう思うかはわからないですけど…。

9月に再演決定してるみたいなので、もし真綾さん出演でまたあったら耳福したい。

追:あらすじを修正。&感想プラス。

*1:未確認